はじめに
神経線維腫症1型(NF1)は皮膚症状をはじめとして、さまざまな臓器に多様な症状を呈する疾患です。そのため、1つの診療科でNF1患者さんを診療することは難しく、多科連携が欠かせません。また、NF1は成長とともに新たな症状があらわれるため、定期受診が非常に重要です。特に、成人期のNF1は悪性腫瘍のリスクが高まることが知られており1)、定期受診を中断することは患者さんの予後に影響する可能性があります。しかし、実際には診療科毎に別々で診療するため一人の患者さんを総合的に診ることが難しく、また、小児科から成人を対象とした診療科への移行(トランジション)がうまくできない、定期受診の重要性を理解していない等の理由で定期受診をしなくなる患者さんもいらっしゃいます。
そこで今回は、神戸大学医学部附属病院でNF1-2 Boardを立ち上げられた久保亮治先生と、そのNF1-2 Boardにメンバーとして参加されている、兵庫県立こども病院の森貞直哉先生に、全年齢のNF1患者さんを継続して診療するための連携についてお話を伺いました。
- 1)神経線維腫症1型診療ガイドライン改定委員会(編). 日皮会誌 128(1): 17-34, 2018
取材年月:2025年5月





