服用について

顆粒の服用方法

監修:鳥取大学医学部 感覚運動医学講座 皮膚科学分野
教授 吉田雄一 先生​
国立成育医療研究センター 小児がんセンター 脳神経腫瘍科
診療部長 寺島慶太 先生

コセルゴ®顆粒の服用方法

コセルゴ®顆粒の服用方法に関しては、こちらの動画をご参照ください。

用法

注!
カプセルは容器です。
カプセルごと飲み込まないようにしてください。

1日2回、決められた量の顆粒をカプセル型容器から取り出し、少量のやわらかい食物に混ぜて服用してください。

  • 混ぜてよい食べ物(pH5未満のもの)
  • 服薬補助ゼリー、ヨーグルト、イチゴジャム など

    • 使用可能な服薬補助ゼリー
    • おくすり飲めたね®:ぶどう味、いちご味(通常/スティックタイプ)
      らくらく服薬ゼリー®:レモン味(通常/スティックタイプ)

      • 服薬補助ゼリーの使用方法は製品パッケージ、製造販売元のウェブサイトなどでご確認ください。
    • 服薬補助ゼリーの中には、混ぜない方がよいもの(pH5以上のもの)があります。使用の際にはご注意ください。
  • 混ぜない方がよい食物
  • 水、ミルク、白粥、野菜ピューレなど

    これらの食物(pH5以上のもの)と混ぜると、お薬の味が変わる可能性があります。

    グレープフルーツ、サワーオレンジ、これらを含むもの

    これらの食物と混ぜると、お薬のはたらきが強まり、副作用が起こる可能性があります。

    pH(ピーエイチ)とは、その物質が酸性かアルカリ性かを示す指標で、数字が小さいほど酸性、大きいほどアルカリ性、pH7は中性と判断します。

服用する量は一人ひとり異なります。
いくつの黄色のカプセル型容器とピンクのカプセル型容器から中身を取り出すのか、把握しておきましょう。

用量及び用量調節

身⻑と体重から算出する体表面積によって服用するお薬の量が変わります。

  • 体の表面の総面積です。
副作用があらわれたとき

医師の判断で服用量を減らす場合や服用中止となる場合があります。
ご自身の判断で服用量を変更することはしないでください。
あらわれやすい副作用や注意すべき副作用の初期症状については「副作用について」のページで紹介しています。
これらの症状以外でも、体調の変化を感じたら、主治医、看護師、薬剤師にご相談ください。

肝障害をお持ちの方やコセルゴ®の効果に影響するお薬を服用している方

コセルゴ®副作用が強くあらわれてしまう可能性があります。
そのため、医師の判断で通常より少ない量で飲み始める場合や服用量を減らす場合があります。
お子さんの健康状態と、コセルゴ®以外に服用しているお薬の情報は必ず主治医、看護師、薬剤師に伝えてください。

  • CYP3A阻害剤やフルコナゾール、CYP3A誘導剤と呼ばれるお薬です。

服用スケジュール(イメージ)

注意点

  • 服用時の注意

    カプセル型容器を開けて、中の顆粒剤を取り出してください。
    少量のpH5未満のやわらかい食物(服薬補助ゼリー、ヨーグルト、イチゴジャムなど)に混ぜて服用してください。pH5以上の食物(水、ミルク、白粥、野菜ピューレなど)は、味が変わる可能性があるためおすすめしません。また、グレープフルーツ、サワーオレンジ、これらを含むものと混ぜると、お薬のはたらきが強まり、副作用が起こる可能性があります。
    食物と混ぜた後は30分以内に服用してください。

  • 服用し忘れた場合

    服用予定時刻の6時間以内であれば、すぐに服用してください。
    6時間を過ぎてしまった場合、次の服用時に正しい量を1回分だけ飲んでください。
    一度に2回分を飲んではいけません。体の中のお薬の量が増え、副作用が強くあらわれる可能性があります。

  • 服用後に嘔吐した場合

    追加で服用しないようにしてください。すでに体の中に入ったお薬の量が分からないため、多く飲むことになり、副作用が強くあらわれる可能性があります。

  • 誤って多く飲んでしまった場合

    すぐに主治医または薬剤師に相談してください。
    体の中に入るお薬の量が増え、副作用が強くあらわれる可能性があります。

  • 誤ってカプセル型容器ごと飲み込んでしまった場合

    カプセル型容器は、万が一飲み込んだとしても、人体に影響しない成分で作られていますので、無理に吐き出させようとしないでください。

    • 5mgカプセル型容器:ヒプロメロース、酸化チタン、黄色三二酸化鉄
      7.5mgカプセル型容器:ヒプロメロース、酸化チタン、三二酸化鉄

    しかしながら、あくまで容器ですので、次回以降服用する際は忘れずにカプセル型容器から顆粒を取り出して服用してください。

  • 保存と保管

    コセルゴ®顆粒はプラスチックボトルに入っています。​
    ​コセルゴ®顆粒を保管しているプラスチックボトルから乾燥剤を取り出さないでください。​
    直射日光と湿気を避けて1~25℃ で保管してください。
    気温が高い時期には、冷蔵庫で保管するなどの工夫をお願いいたします。​
    服用するたびに、しっかりふたを締め、お子さんの手が届かないようにしてください。

    • お子さんが誤って開けないように、ふたを押しながら回すと開くようになっています。プラスチックボトルの開け方にご注意ください。