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コセルゴ®に関するFAQ

監修:鳥取大学医学部 感覚運動医学講座 皮膚病態学分野
准教授 吉田雄一 先生​
国立成育医療研究センター 小児がんセンター 脳神経腫瘍科
診療部長 寺島慶太 先生

こちらに記載された内容以外でも、気になることがあれば、主治医、看護師、薬剤師にご相談ください。

対象患者さんは3歳から18歳です。
3歳未満および19歳以上の患者さんへの有効性と安全性は確立していません。

対象患者さんは3歳から18歳ですが、18歳以下から飲み始めていた患者さんについては、医師が治療上の有益性と危険性を考慮して投与が継続される場合もあります。
詳しくは主治医にご確認ください。

疼痛や外観上の変形等の臨床症状を有し、重大な合併症のリスクを伴うことなく切除できない叢状神経線維腫を有する神経線維腫症1型患者さんに該当する場合は、使うことができます。
ただし実際に使うべきかどうかについては、主治医にご相談ください。

コセルゴ®カプセルを開けてはいけません。中身を取り出し、溶かして飲んでもいけません。
噛んだり潰したりもしないでください。カプセルを開けたり、噛んだりすると、お薬の十分な効果が得られなくなる可能性があります。
飲ませることが難しい場合は、主治医や薬剤師にご相談ください。

服用予定時刻から6時間以内であれば、すぐに服用させてください。
必ず、前回の食事から2時間が経っていること、次の食事の1時間以上前であることを確認してから服用させてください。

服用予定時刻から6時間を過ぎてしまった場合は、次の服用時に正しい量を1回分だけ飲んでください。
一度に2回分を飲んではいけません。体の中のお薬の量が増え、副作用が​強くあらわれる可能性があります。​

湿気を避けるため、小分けにはせずに乾燥剤を同封した元のプラスチックボトル​で保管してください。

主な副作用(頻度10%以上)として、嘔吐、下痢、悪心、貧血、口内炎、発疹、ざ瘡様皮膚炎(にきびのような炎症)、皮膚乾燥、爪囲炎(爪の周りの炎症)、脱毛・毛髪変色、疲労・無力症、発熱などがあります。
心臓や肺、肝臓、消化管の機能の悪化および眼や筋肉、血球数への影響も報告されています。
詳しくは「コセルゴ®について」「副作用について」のページもご参照ください。

体調不良や副作用などで同じ量を飲み続けるのが難しい場合は、医師の判断で量を減らす場合があります。
自己判断で減らすのではなく、主治医にご相談ください。

主治医からの指示があるまでは、服用を続けるようにしてください。
症状の悪化につながる場合がありますので、自己判断で服用をやめたり、飲む量を変えたりしないようにしてください。

一部のお薬は、コセルゴ®の効果に影響を及ぼす場合があります。また、血液をサラサラにするお薬と一緒に飲むと出血のリスクが高まる可能性があります。
他の病院を受診するときや、別のお薬の処方箋を薬局に持っていくときには、コセルゴ®を服用していることを必ずお伝えください。

  • CYP3A阻害剤やフルコナゾール、CYP3A誘導剤と呼ばれるお薬です。

お住まいになっている自治体や公的医療保険で、医療費の負担を軽減するための補助が受けられる場合があります。
詳しくは「医療費助成について」をご参照ください。

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